縄文時代中期勝坂式 市立第五中学校遺跡出土

 把手や突起が多く配された華麗な中期の土器にも、煮炊きの跡やおこげの付着がみられます。
 装飾過多とも感じられる中期の土器も、日常で使用されていたと考えられています。
 「精製土器と粗製土器」あるいは、現在でいう「ハレの器とケの器」のような区別が土器組成のうえで明確になるのは、縄文時代後晩期以降と考えられています。