縄文時代中期勝坂式(左)・加曾利E式(右) 市立第五中学校遺跡出土(2点とも)
土器の外周に描かれた文様は、始まりも終わりもなく、ひとつながりに続いています。しかしモチーフや把手の配置によって、土器そのものの見方が定められた「正面観」をもつものも存在します。(アシンメトリーという考え方も、正面観という前提に基づくものです。)正面からみた土器には、人や動物の顔が表現されているように感じられるものが多く存在します。