平成29年度の整理調査その1

  今年度の発掘体験ワークショップでは、発掘調査だけでなく出土品の整理調査や公開のための作業を体験するプランを用意しました。

  ワークショップの成果は次のとおりです。

1 出土品の洗浄
 
前日にAプランの参加者が市内遺跡にて発見した出土品の洗浄を行いました。掘りたてで、まだ湿った土に覆われた遺物を丁寧にブラシで洗浄して、現れて来る土器の文様や石器の器形を観察しました。

←ブラシで1点ずつ丁寧に土を落とします。
←1点ごとに出土地点データがあるため、番号ラベルとともに小箱で管理します。

 

 

 

2 縄文土器の接合作業
 割れてばらばらに出土した土器片をみつけ、元の形に復元する作業を行いました。対象としたのは平成16年に本発掘調査を行った西谷遺跡15号住居跡の土器です。 

 20箱のテンバコに収納されていた大量の土器片の中から、9個体の土器を復元することができました

←似ている土器を集めて並べ、文様や器形を考えながら組み立てていきます。
←何人もの目で見ると、また新しい発見があります。