井の頭池はいつからあるのですか? 

  回答)およそ10万年前からあります。

説明)井の頭池は、地形区分でいうと武蔵野台地の武蔵野面(M1面)に位置します。氷期の海面低下に伴う、古多摩川の流路の変化によって、武蔵野(M1)面が形成されたのは、およそ10万年前で、このときにはすでに、井の頭池の原型である礫層の窪みが形成されていたものと考えられます。その後武蔵野面の離水(古多摩川の南下)に伴い、礫層の窪みから湧き出す豊富な湧水によって池が形成され、以後は、湧水を湛えた池が常にこの地に存在していました。

このため、武蔵野台地に人間が来た最も古い時期である3万年前から、縄文時代後期の3千年前まで、池の周りでヒトの生活の痕跡が絶えることはありません(これはスゴイことです)。

10万年前から湧きつづけた湧水は、40年ほど前から人工的に汲みあげています。

湧水の復活を願わずにいられません。

 
ねこどびんです!
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