桜古流(さくらこりゅう) 福田一光

 
洋画の展示された静かな空間に、三鷹市で出土した明るい茶褐色の土器に、球型のピンクッション、アンセリューム、ハラン、線を表すボケ、クジャクヒバなどの花材をいけ込みました。
 5,000年前のそろばん玉のような器といけ花との時を越えた出会いは貴重な体験でした。


花材・・・ピンクッション、アンセリューム、ハラン、ボケ、クジャクヒバ

勝坂3式土器(約5,000年前) 坂上遺跡SI-5住居跡出土

 大沢二丁目の野川を見下ろす高台に作られた、住居跡の炉に転用されて埋められていました。この住居跡からは土偶(どぐりんちゃん)の胴体が出土しています。打ち割られた胴部下半がそろばん玉のように広がる特徴的な器形をしています。