縄文後期の拠点集落跡!を発見

 井の頭二丁目の神田川右岸の台地上から、縄文時代後期(約3,000年前)の土偶や大量の遺物が出土しました。合わせて土製耳飾を埋納した土坑や、お墓と考えられる土器が埋納された土坑群が発見されています。
並ぶ土坑墓
 土器が埋納(まいのう)された土坑が2〜3列に並んで拡がっています。
 調査地点一帯では、神田川旧河道に沿った低地部から大量の土器が発見された「土器層」の発見や、焼土と灰、骨片を含む焼けた土坑と、その周りで火を焚いたような痕跡の残る、祭祀(さいし)遺構と思われる遺構群等の重要遺構の発見が続いており、一帯が後期の拠点集落跡と考えられます。
耳飾り(みみかざり)埋納土坑
小型碗形土器の中に土製耳飾が、一対収められて土坑中に埋納されていました。
 この土坑は、土坑墓群の中にあり、円形の浅い掘り込みをもつ小さなものでした。
土偶(顔部)
 後期特有の筒型土偶(つつがたどぐう)とよばれる土偶の一部であると考えられます。三鷹市域では、かつて国際基督教大学キャンパスで完形品が出土しています。
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