「縄文の川 神田川−丸山B遺跡の調査から−」展
平成25(2013)年5月〜6月末までに行われた丸山B遺跡(三鷹市井の頭二丁目)の発掘調査において、神田川に沿った低地部分の、泥炭層に覆われた縄文時代の地層を調査したところ、木材やトチノミの種子など、多量の有機質資料を伴う、縄文時代後期(約4,000年前)の水場遺構が発見されました。
この水場遺構は、神田川の支流のひとつを利用したもので、「大型の加工材」や縄文人が作った「階段状遺構」、「漆喰」製作技術を転用した可能性のある「地盤改良」や「土器敷き遺構」などが伴う大変貴重なものでした。
この展示では、通常の遺跡では残ることの少ない、当時の食料(の残滓)や食料を加工するための水場遺構などについて、丸山B遺跡の調査成果の速報と調査の意義について考えます。
この展示によって、自然の恵みを巧みに利用して生きていた、縄文人と神田川との関わりについて感じていただくことができたら幸いです。
縄文の川−神田川 メニューへ
|
|