石 鏃
集石土坑
(しゅうせきどこう)
打製石斧
ぼく: じゃあさ、縄文時代のひとは、どんな服を着ていたの?
父 : ・・・それはまだ調べてなくて・・・、すまん!また後日!
・・・もう、じゅうぶん頑張ったよ、お父さん。
縄文時代っていうのは、ものすごく長く続いたらしいです。
父 : それから、『おとし穴』。動物が水場におりる途中の斜面なんかに、よく作られたらしいね。
ぼく: こんな大きな穴、自分のちからで掘るのは大変だね。
父 : ちなみに写真で穴の中にいるのは遺跡調査のひとね。落ちて困ってるわけではないらしい。
父 : 焼いたみたいだよ。イノシシとかシカとかノウサギなんかを食べたんだって。
ぼく: それって、つかまえるの?どうやって?
父 : 縄文時代の大発明のひとつに、弓矢があるのさ!この写真は『石鏃(せきぞく)』。矢じりのことだね。
ぼく: へえ、弓矢って、縄文時代から使ってるのか。
父 : あとはクリとか、クルミとか、ヤマモモとかドングリとか・・・。
ぼく: ドングリなんて、食べられるの?
父 : まずアク抜きをして・・・ほら、土器の使い方のところにも書いてあったろ?それから石器ですりつぶして粉にして、おだんごにしたり、パンみたいに焼いたり。・・・こんなふうに河原石を集めたところで蒸し焼きにしたんだって。
ぼく: へえ、バーベキューみたい。お肉は焼かないのかな?
父 : ほら、この写真が『打製石斧(だせいせきふ)』と呼ばれる石器なんだけどね、縄文時代の遺跡からよく発見されるみたいなんだけど。
ぼく: せっき?
父 : 石で作ったいろんな道具。これは土を掘る道具で・・・今で言ったらスコップな、これで山イモとかも掘ってたらしい。
ぼく:へえ、山イモ。
ぼく: え?縄文時代が終わってから今日までって、こんなに短いの?
父 : この短い時間に古墳つくって大仏つくって幕府つくって鎖国して真珠湾攻撃して東京オリンピッ・・・。
ぼく: ねえねえ、縄文時代のひとたちって、学校とか会社とか無いよね?いいなあ、のんびりしてたんだろうね。
父 : いや、けっこう大変だったんじゃないかな。だって、食べるものも着るものも住む家だって、全部自分たちでなんとかしなくっちゃいけなかったんだろうし。
ぼく: なに食べてたんだろ?
ぼく: いちまんねん?・・・って、どれくらいのこと?
父 : お前の今日までの人生の約909倍だな。
ぼく: そういわれても・・・。
父 : ほら、この絵を見てごらん。
3 予習その2 それはそうと縄文時代って?