縄文時代中期勝坂式 原遺跡出土(2点とも)

 複雑な文様が、作り手によって自由奔放に埋め尽くされているように感じられる土器も、文様帯のルールと一定のモチーフの選択によって構成されています。
 アシンメトリーを生み出す表現の自由さと、製作ルールの両立によって、ひとつとして同じものがない多様性と、現代の私たちが見てもひとつの型式として認めることができる共通性が生み出されています。