[本書の要約・見所]
第1分冊(縄文時代以降編) 縄文時代中期末〜後期初頭の柄鏡形敷石住居跡1軒が検出され、張出部に部分的な敷石が確認されました。また、縄文時代草創期の土器が石器(磨石・敲石等)を伴って、まとまって出土しました。
三鷹市域では初例となる平安時代(9・10世紀)の竪穴住居跡2軒が検出され、カマド・周溝等が確認されました。近世(17〜18世紀)の土葬墓群(総数149基)が検出されました。墓坑の配置が高密度かつ不規則で、かつて隣接していた寺の檀家墓地とは別のものです。
第2分冊(旧石器時代編) 立川ローム第V層〜Y層上部で5枚の文化層が検出され、第1文化層(V層上部)、第2文化層(V層下部〜W層上部)、第3文化層(W層中部)、第4文化層(W層下部〜X層上部)、第5文化層(X層下部〜Y層上部)と捉えました。特に第5文化層では信州産黒曜石を主体とした石器集中部から、石刃を用いた大形のナイフ形石器や接合資料などが多く発見されました。
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