[本書の要約・見所]
島屋敷遺跡は三鷹市新川4丁目〜5丁目に位置する、旧石器時代から近代に至る複合遺跡で、遺跡内には中世の屋敷跡と考えられる遺構や、近世の旗本柴田氏の陣屋跡等が存在しています。本書では屋敷跡や陣屋跡が所在する丘陵地帯の西麓にあたる低地部の調査結果を報告しています。
本書では様々な時代にまたがる遺物のうち、特に中・近世の出土遺物・遺構について重点的に報告を行っており、調査区内が集落的景観を呈していた状況を明らかにしています。また、中世から近世にかけての土地利用状況について考察を加え、富士宝永火山灰の降灰後の大規模な土地改変に伴い、集落のあった場所が水田に変化していく様子についても検討しています。
[閲覧情報]
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