[本書の要約・見所]
旧石器時代の調査においては、立川ローム第W層上部(約15,000年前頃の火山灰堆積層)で硬質頁岩・ガラス質黒色安山岩などの石材を使用した石器製作跡が発見されました。これまで多摩川流域など近くで産出する石材を主体とする遺跡は市内でも多数ありましたが、今回の発見はたいへん希なものです。
また、27基の近世土葬墓が発見され、25体の埋葬人骨をはじめ六道銭・陶器などの副葬品が出土しました。墓穴の平面形態の変遷、配置の規則性、副葬品の時期などから墓の造営時期や墓地の性格について検討しています。
[閲覧情報]
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